CMSC ROGO

2002年10月10日


'02全日本ジムカーナ選手権第9戦
観戦レポート

がんばれ!! 平山敦朗選手!!


■CMSC南茨城 中田由彦事務局長の観戦レポート

左から平山敦朗選手(CMSC浜松)、
中田由彦事務局長(CMSC南茨城)

 10月6日、我支部のお膝元ともいえる筑波サーキットで開催された
「全日本ジムカーナ第9戦」(最終戦)を観戦して参りました。なんたってホームコースですから(・・・って、ミラージュカップの頃は「1000」は、ないじゃん!!)、裏道チョイチョイ、で到着。

 CMSC南茨城からは(三菱車ではありませんが)鈴木あつし君がエントリー。ボディサイドのステッカーのおかげで「おめー、CMSCったら三菱じゃねーとマジイじゃん!!」と、よく周囲のエントラントから『かわいがってもらえる』そうです。鈴木君は1本目ペナルティのため海よりも深く?順位が沈んでしまいましたが2本目でしっかりと名誉回復。彼もこれからのドライバーですから、レベルの高いイベントで揉まれるのも貴重な経験だと思います。

第9戦のコース図

 さてベテランクラスはと言うと、CMSC浜松から平山敦朗選手がミラージュアスティでC2クラスにエントリーしています。今回の筑波観戦はもちろん、平山選手の応援も地元CMSCとして目的のひとつ。コースはショートサーキットらしいハイスピード設定ですね。

 平山選手の1本目は1分23秒台でC2クラス10位のポジション。ランサー、インプレッサのハイパワー4WDターボ、熟成・開発いまだ進行中のシビックなどに混じって、さすがの1800cc・ワイドトレッドのスーパーアスティも苦戦か。2本目はほとんどのエントラントがタイムダウンする中、三菱勢の健闘が光ります。もちろん、平山選手も例外であろうはずはありません。

 アクセルを煽るたびに響く排気音からして『狙ってる』のがわかります。スタート直後のセクションはあたかも道路に面して作られたバス停の車寄せのようなことから「バスストップ・セクション」と呼ばれていました。ここは車種(駆動方式)やドライバーの技量などの要素でグリップで抜けて行く者、サイドターンで抜けて行く者さまざま。平山選手はここで、オーバーを出してしくじったか!?、と、思う間もなく、電光石火のカウンターステアでアスティをコントロール。「これは行ける!!」

2本目を終えた平山選手

 ゴール、好タイムが期待でき・・・と、タイムアナウンスがなーい!!平山選手、パドックへと帰っていってしまいましたが、どうやら呼び戻されてきました。「首の皮一枚、つながってるみたいです!21秒、行けたかも!」と。入賞を祈りつつ、最終走者のフィニッシュを待ちます。C2は谷森、高橋両選手のランサーが20秒を切ってワンツー・フィニッシュ、平山選手は惜しくも6位入賞圏外へと・・・。

 明暗を分けたタイム差はなんと2/1000秒!! しかも、6位の選手はマシントラブルで2本目はリタイヤしています。気迫のドライビングでタイムを削り取って、『試合には負けたかもしれない、が・・・、勝負には勝った』と言える内容だと感じました。来年は車両規定の改定で最低重量アップを余儀なくされますが、それを跳ね返しての、平山選手の活躍に期待したいと思います。

(CMSC南茨城 中田 由彦)

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