CMSC ROGO

2004年8月5日

【CMSC島根】

2004JAF中国ジムカーナ選手権第5戦&JMRC中国チャンピオンシリーズ第5戦
CMSC島根チャレンジカップ

備北のコースを満喫する設定に大好評!!

主催したCMSC島根のメンバー

 2004年7月4日、2004年JAF中国ジムカーナ選手権第5戦及びJMRC中国チャンピオンシリーズ第5戦として今シーズン2回目の「CMSC島根チャレンジカップジムカーナ」を開催しました。

 当日の天気予報は、曇り一時雷雨でしたが、オフィシャルの願いが通じたのか雨にはならず、路面温度も上がり過ぎず、コンディションはまずまずでした。

 コースは前回と同じく岡山県の備北サーキットで行いました。地区戦ということもあり少し長めのコースレイアウトを考えました、ハイスピードと360度ターンを含むテクニカルセクションを混ぜたコースは、走行タイムが1分40秒から2分と長いため、オフィシャルにいつもより負担がかかりましたが、広い備北のコースをたっぷり走れて楽しかったとエントラントからは好評で、オフィシャルも苦労のかいがあったなと話していました。

 参加台数は77台でした。

■いきなり計測器が....
 1ヒート目、いきなりのトラブル発生、1台目の計測が終わった時点で、突然光電管が暴走を始めてしまい、競技の進行がストップ。臨時に備北サーキット備え付けの光電管を借用し、設置しなおすことになりました。このため30分〜40分競技の進行が止まってしまいました。交換後はこのトラブルはおきませんでした。エントラントの皆さんには、大変ご迷惑をおかけしました。

■各クラスでチャンピオン争いが白熱

●N1クラス
N4クラス表彰の様子

 今回の出走は6台。1ヒート目、現在ポイントリーダーの武島選手がトップ。2ヒート目には1番出走の村上選手が武島選手を1.5秒抜き暫定トップ。注目の武島選手の2ヒート目、0.6秒差で再度トップに立ち、優勝しました。これで最終戦を待たずに武島選手のシリーズチャンピオンが決まりました。表彰式では、今シーズン一緒に争ってきた他のドライバーから祝福の水シャワーを浴びました。

●N2クラス
 今回の出走は9台。ポイントリーダーの桑原(靖)選手と2番手の佃選手との激しい争いが注目のこのクラス。1ヒート目、桑原(靖)選手は360度ターンをミスしパイロン不通過のためミスコースとなりノータイム。佃選手がトップに立つ。2ヒート目、まずは現在ポイント3位の桑原(正)選手が佃選手のタイムを0.1上回りトップに立つ、続いて佃選手が再度0.3秒差で抜き返す、注目のラストゼッケン桑原(靖)選手は360度ターンをクリアしたもののタイムが伸びず3位に終わり、優勝は佃選手。これでシリーズチャンピオンの行方は最終戦に持ち込まれることになりました。

●N3クラス
N3クラス表彰の様子

 今回の出走は14台。RX−7、RX−8、MR2、S2000に今回NSXも加わり、多彩な顔ぶれのこのクラス。注目は現在三つ巴状態のRX−7、千葉選手、神八(かんぱち)選手、片岡選手の3台です。1ヒート目今季まだ優勝のない片岡選手がこのクラスで只一人42秒台に入りトップに立つ。2ヒート目、最初に九州の雄、山家選手が0.5秒上回りトップに立つ、すかさず片岡選手がタイムを縮め0.08秒差でトップを取り返す、続いて前回の備北の地区戦で優勝している神八(かんぱち)選手が今回も頑張るが0.3秒届かない、ラストゼッケン現在のポイントリーダー千葉選手、今ひとつ走りに冴えが見えず43秒台で終わる。1位片岡選手、2位山家選手、3位神八(かんぱち)選手となり、片岡選手は今季初優勝、山家選手も今季初の銀メダル。これで上位3人のポイント争いは最終戦にもちこまれ、3人のうちだれがシリーズチャンピオンになるのか混沌とした様相になりました。

●N4クラス
 今回の出走は6台。このクラスの注目は、シリーズ上位の金本選手と有田選手の2台のランサー・エボ7。1ヒート目、金本選手はコースの長さに迷いが出たか痛恨のミスコース。有田選手が余裕のトップタイム。2ヒート目、先のミスを取り返さんと激走する金本選手、残念ながら0.03秒届かず、有田選手はタイムを上げ余裕の勝利となった。これで金本選手と有田選手は2勝2敗のイーブンとなり、シリーズチャンピオンの行方は最終戦に持ち越しとなりました。

●S1クラス
S1クラス4位CMSC島根、原選手

 今回の出走は14台。このクラスの注目は、現在3勝し、ポイントリーダーの山田選手のCR−Xがチャンピオンになるかということと、只一人ミラージュで参戦しているCMSC島根の原選手の走りです。1ヒート目、現在ランキング2位の出淵選手と3位の田中選手が共に41秒台の好タイムを出すが、山田選手の走りは冴え、同じく41秒台で0.2秒の差をつけてトップに立つ。ミラージュの原選手もテクニカル区間では他を寄せ付けない走りで見せてくれましたがタイムは43秒台にとどまり、4位に付けます。2ヒート目、原選手は鬼のコーナリングでタイムを詰めるが上位3人には届かず42秒前半で4位のタイムに終わる。出淵選手はタイムダウン、田中選手も途中まで山田選手をしのぐ走りで逆転を狙いますが、高速コーナーで姿勢を崩し、あわやコースアウトになりかけたがうまく修正しコース上に残ったが残念ながらミスコースとなり、この時点で山田選手の優勝とシリーズチャンピオンが決定しました。

●S2クラス
 今回の出走は12台。現在ランキングトップの高屋選手がシリーズチャンピオンを決めるかと思われたこのクラス、思わぬ伏兵がいました。SC車両のRX−7を駆る森田選手。ここ数年ジムカーナに参戦してませんでしたが、車ができたので突然の参加です。1ヒート目、森田選手がSCのパワーを生かし40秒台に入る素晴らしいタイムをたたき出します。高屋選手は今回のコースは相性が悪かったのか43秒台、MR2の中村選手、高田選手にも抜かれます。2ヒート目、各車タイムアップはするも森田選手のタイムを抜くものはなく、1位森田、2位中村、3位高田となり高屋選手のチャンピオン決定は最終戦までお預けになりました。

●S3クラス
ラリーアート・三菱ランサー賞表彰の様子

ラリーアート・三菱ミラージュ賞表彰の様子

 今回の出走は8台。今回のこのクラスはテクニカル区間の360度の出来で大きく順位が変わりました。1ヒート目、4駆車には厳しいフルターンをきちんとできた車両はなく、止まったりバックギヤを使わずにうまく処理した入江選手がトップ、2ヒート目、360度ターンの攻め方に工夫をし、谷森選手がトップに立つが、入江選手がランキング2位の意地をみせ逆転し、今季初勝利を手にしました。ランキングトップの鳥越選手はパイロン処理にてこずり4位に終わりました。このクラスもシリーズチャンピオンの行方は最終戦までもつれこむことになりました。

●Dクラス
 今回の出走は8台。このクラスも波乱がありました。1ヒート目、なんと今季からDに乗っている難波選手がトップタイムをたたき出します。オーナーの三宅選手よりパイロン処理がうまくいったのが原因か?2ヒート目、リヤ駆動らしいターンを決めた藤長選手が今季初勝利、ランキングトップの松田選手は今回のコースの相性が悪かったのか5位に終わりました。

■最後に
 今回はコース設定や光電管トラブルの関係で、参加台数の割には時間がかかり、表彰式が終わり整理が終わったのはコース閉門時間直前でした。曇りでしたが暑い中頑張ったオフィシャルの皆さん、エントラントの皆さん大変お疲れ様でした。来シーズンもよろしくお願いします。
 また、8月8日に主催を予定していました東中国ダートトライアル第3戦「CMSCチャレンジカップダートトライアル」は、会場の都合により残念ながら中止することになりましたのでお知らせします。

(CMSC島根 神田 昌明)






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