CMSC ROGO

2004年9月23日


'04FIA世界ラリー選手権第11戦
「ラリー・ジャパン2004」オフィシャル参加レポート

CMSC岐阜の西尾 実さんが
FIVチームのドクターとして「ラリー・ジャパン」に参加

■一路、帯広HQ経由足寄へ
 こんにちは。CMSC岐阜の西尾実です。9月2日オフィシャルバスに4時間近く揺られて帯広駅前のヘッドクオーター(HQ)に到着したのが午後7時半が過ぎておりました。そこでシャツ・帽子・パスなどのオフィシャルグッズが支給され、なんだか急に仕事に来た気分となりました。乗用車に相乗りして、足寄の宿舎に到着したのが午後9時過ぎ。弁当を大急ぎで食べてミーティングが開始。これから3日間を共にするオフィシャルグループA1の初顔合わせとなりました。総勢約50人。元全日本ラリードライバーもいれば、競技を見たこともないという人もいました。この大所帯のグループが全部で8つあるということで、さすがにWRCともなるとオフィシャルの数も桁外れだと感心しました。

LEG2のSS10と15の合間のFIVチームです。北海道らしい場所 LEG3のSS25の全車スタート後。わだちを見に行きました

■FIVチーム、救急車両が私の担当
 私は脳神経外科医ということで救急車両を担当。FIV(緊急車両)チームは先頭を行く医療器具満載のパジェロ1台、大型カッターなどの器具を積んだ1BOXカー1台、救急車1台にレッカー車1台といった布陣です。メンバーはラリーを熟知したリーダー、競技歴のあるドライバー、救急搬送のベテランがそれぞれ運転し、それに分乗して医師2名、看護師2名、自衛隊の元レンジャー、米軍基地に勤務する現役消防士とspecialityの高い集団でした。レッカーはJAFや地元のレッカー屋さんでした。

■トミー・マキネンと一緒に
LEG3のSS21のスタート前。
よく見ると中でマキネン選手が寝ている図

 私達の担当したSSはLEG1はSS1/5、LEG2はSS10/15、LEG3はSS21/25で、いつもその日最初のSSでした。それだけに朝の準備が早かった・・・何しろ朝2時半起床。3時には荷物をまとめて出発です。夜は宿舎に入るのが午後9時・10時となりその後夕食、入浴ともなれば睡眠時間は短くしか取れません。ただ、全車スタートしてしまえば、午後のSSが始まるまではたっぷり昼寝をしたので問題ありませんでした。あまり大きな事故が担当SSにはなかったことも幸いでした。全車が本気でスタートしてゆく姿をすぐ目の前で堪能出来たことや、今大会で「0カー」を運転していたトミー・マキネン(Tommi Makinen)と時間に余裕がある朝に、ちゃっかり写真撮影をしたことは、生涯忘れられない記念となりました。

■最後に
LEG3 新得のリフュエルポイントでFIVメンバーと


  『ラリー・ジャパンを成功させよう』と全国から集ったオフィシャル同士は、すぐに打ち解けて仲良くなることが出来、このことがじつは一番の思い出です。出来れば来年以降も参加してゆきたいと考えております。

 あとは三菱車が活躍すれば何よりですね。

(CMSC岐阜 西尾 実)



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