激戦区Ｎ３クラスには、３０台参加のうちＣＭＳＣから１２台が参加。既に前戦CMSC群馬の荒井信介選手がチャンピオンを決定しましたが、シードゼッケンを獲得すべくシリーズ上位を狙うCMSC広島の川崎勝己選手は１ｓｔトライで３番手タイム。２ｎｄトライは路面状況が変わった中でコース後半にタイヤを合わせた川崎勝己選手は、見事にコース後半で好タイムを出し、逆転２位を獲得。シリーズランキングでも８位から４位となり見事にシードゼッケンを来年もキープしました。
'05年Ｎ３クラスシリーズチャンピオンを前戦で決めた荒井信介選手は１ｓｔトライでトップタイムをマークするもいつもと違ったタカタの路面変化に翻弄されて、３位に。CMSC大阪の吉村修選手は４位を獲得し、シリーズランキング２位を堅守。この結果、Ｎ３クラスシリーズランキングでCMSC選手が１−２を占めることとなりました。

　ＳＡ２クラスには、１５台参加のうちＣＭＳＣから３台が参加。シリーズランキング２位を決めているCMSC岐阜、櫛田正文選手は１ｓｔトライで２番手タイム。２ｎｄトライで、やはりいつもと違う路面変化に翻弄されタイムアップならずに１ｓｔトライのタイムで２位に。第１戦優勝、第２戦以降７連続すべて２位となる記録？でシーズンを終えました。また第６戦から出場しコンスタントに上位に入る好調さをみせているCMSC千葉の北島広実選手（三菱ランサーエボリューションVII）が３位を獲得し、シリーズランキング６位でシーズン終了となりました。

　ＳＡ１クラスには、２１台参加のうち、CMSC香川会長を務める松原宏選手（三菱ミラージュ）が今季初登場し、１９位となりました。

　ＳＣ３クラスには、１４台参加のうちＣＭＳＣから２台が参加。CMSC座間の佐藤知紀選手（三菱ランサーエボリューションVI）が１３位となりました。

■チャンピオン争いが白熱したＤクラス
　毎回優勝者が変わる、もう一つの激戦区となるＤクラスには、参加２１台のうちＣＭＳＣからは半数近い１０台が参加。ディフェンディングチャンピオンのCMSC広島、河内渉選手は１ｓｔトライでトップタイムをマーク。チャンプを争う高橋一志選手は１ｓｔトライでリタイアに終わり、河内渉選手が王手をかけた格好となり、２ｎｄトライに大きな期待がかかりました。その２ｎｄトライ、先に出走した高橋一志選手が1分52秒128とベストタイムをマーク。河内渉選手は気迫の走りで再逆転すべく猛アタックをしましたが0.48秒及ばず惜しくも２位に。白熱したＤクラスシリーズチャンピオン争いでCMSC広島の河内渉選手は惜しくもシリーズ連覇を逃す結果となりました。３位には２ｎｄトライでコースオフし、車両を大破させたCMSC広島の和田俊昭選手が入り、シリーズランキング７位でシーズンを終えました。

　今季も最終戦まで熱い戦いが繰り広げられた全日本ダートトライアル選手権。JAF CUPダートトライアルがCMSC福島主催（会津スポーツカークラブと共催）で、１１月１３日に福島県のＳＳパークサーキット・グラベルコースで開催されます。また、２００６年度はシリーズ全８戦が予定されています。CMSC選手に熱い声援を送りましょう！