'05アジア・パシフィックラリー選手権（APRC）第４戦「ラリー北海道」が、７月２２日(金)〜２４日（日）北海道河東郡音更町を拠点に開催され、「チーム群馬三菱」からエントリーしたCMSC群馬、荒井信介選手/内田昭佳選手組（三菱ランサーエボリューションVIII）が快走を見せ、見事に４位を獲得。今秋行われるWRC「ラリー・ジャパン」に向け大きな手応えを得る結果となりました。

　今年の「ラリー北海道」は、'05全日本ラリー選手権四輪駆動部門第３戦も併催とあって、同じ土俵で戦うものの全日本選手権エントリー組とAPRC第４戦エントリー組と二つに分かれた大会。APRC第４戦エントリー組にはCMSCから４台が参加となりました。WRC「ラリー・ジャパン」の前哨戦と言われる「ラリー北海道」。ＳＳ合計１６本でＳＳトータル距離２４５.１６kmという設定。２２日（金）夕刻に帯広市内での華やかなセレモニアルスタートを切った参加者は、翌２３日（土）から本格的な競技がドライコンディションの中、始まりました。

■ラリーで進化するダートラ界の第一人者、荒井信介選手
　全日本ダートトライアル選手権Ｎ３クラスで４勝目を挙げ、波に乗っているCMSC群馬、荒井信介選手は、SS1で４番手タイム。その後非常に安定した走りを見せ、もはや完全なラリードライバーにも進化した感のある荒井信介選手。第１レグ終了時点で、荒井／内田選手組は４位につける快走を見せました。後半に大きな期待がかかりました。

　しかし、ロングのＳＳ１０で思わずのタイムロス。順位も６位にダウン。懸命に挽回を試みる荒井／内田選手組は、自分たちのペースを守っての走行。上位陣が崩れる中で、安定感のある走りで見事に総合４位でフィニッシュとなりました。

■「ラリー・ジャパン」に期待がかかるCMSC勢
　地元北海道出身で、全日本ラリーにシリーズ参戦しているCMSC道北の坂上哲司選手（三菱ランサーエボリューションVII）は、今回はAPRC第４戦エントリー組。坂上哲司選手も落ち着いた走りで上位をキープ。大きなトラブルにも巻き込まれず、見事に６位でフィニッシュ。目標としている「ラリー・ジャパン」挑戦に向けて確かな一歩となりました。

　女性クルーで臨んだCMSC群馬の大井こずゑ選手（三菱ランサーエボリューションVIII）は、第１レグ、リクベツのＳＳ４、８とも５番手タイムと男性陣を圧倒する速さを披露し、レグ１は１２位に。レグ２でもトップ８以内のタイムを連発するなどの走りを見せて、見事７位でフィニッシュ。こちらも「ラリー・ジャパン」に期待がかかる走りとなりました。「ラリー・ジャパン」では、クルーもサービスもすべて女性のチーム体制の計画だそうです。

　WRC「ラリージャパン」まで約２ケ月。ますますCMSC勢の走りが楽しみになってきましたね。是非みんなで「ラリー・ジャパン」に挑戦するCMSC勢を応援しましょう！