CMSC ROGO

2005年10月6日

'05FIA世界ラリー選手権第13戦「ラリー・ジャパン2005」


CMSC選手が世界の舞台で奮闘を見せる!
CMSC浜松、山内伸弥選手/杉村哲郎選手組が
N4クラス11位でフィニッシュ

CMSC9台中5台がフィニッシュ

N4クラス 11位(総合24位)
右上:山内伸弥修選手(浜松)、右下:杉村哲郎選手(浜松)

 '05FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第7戦併催)「ラリー・ジャパン2005」が、9月29日(木)セレモニアルスタート、30日(金)〜10月2日(日)3日間の競技を北海道・帯広市を拠点に開催され、CMSCからは9台が参加。全日本ラリー7回制覇の実績を持つCMSC浜松、山内伸弥選手と、コ・ドライバーに若手ラリードライバーのCMSC浜松、杉村哲郎選手(三菱ランサーエボリューションIX)というコンビで臨んだCMSC浜松のスーパーコンビは、途中のトラブルやアクシデントを見事に克服し、CMSC選手の最上位となるグループN-11位を獲得。総合では24位で日本人選手としては上位6番目となる健闘を見せました。

 2回目の開催となるWRC「ラリー・ジャパン」は、SS合計26本でSSトータル距離350.18kmという設定。30日(木)夕刻に5万5000名もの大観衆を集めた帯広市中心部での華やかなセレモニアルスタートを切った参加者は、翌30日(金)から本格的な競技が始まりました。

■元チャンプ山内伸弥選手(浜松)が若手杉村哲郎選手(浜松)に走りを伝授
 全日本ラリー選手権で前人未踏の7回制覇の実績を持つ元ラリードライバーの山内伸弥選手(CMSC浜松会長)が今年は、現在全日本ラリーの若手ドライバーとして活躍する杉村哲郎選手をコ・ドライバーとして参戦。過去RACラリー参戦など海外経験も豊富な山内伸弥選手が師匠となって、実戦で世界の走りを杉村哲郎選手に伝授する形となりました。途中パンクや霧、前走者に前を塞がれるなどトラブルやアクシデントを豊富な経験でクリア。昨年は札内スーパーSSでグループNトップタイムをマークする速さを見せた山内伸弥選手は、今年はトップタイムならずもスーパーSSグループN-7位の好タイムで、若手には負けない速さを見せました。

 レグ1でグループN-24位、レグ2でグループN-14位と順位を上げていったCMSC浜松の山内/杉村選手組。師匠山内伸弥選手の魂の走りは、コ・ドラで同乗した若手ラリードライバーの杉村哲郎選手に、実戦で一緒に体験することで確実に伝授されたようです。最終的にCMSC浜松の山内伸弥選手は昨年成績(グループN-17位総合27位)を上回る、グループN-11位(総合24位)という好成績を、弟子であるCMSC浜松、杉村哲郎選手と達成しました。

■奮闘をみせたCMSC勢
 群馬三菱自動車が母体となる「チーム群馬三菱」で出場したCMSC群馬の荒井信介選手/内田昭佳選手組(三菱ランサーエボリューションVIII)。レグ1で2本タイヤバーストで完走も危ぶまれた状況から復活。リタイアが続出した過酷なラリーを見事にチームワークで克服し完走、グループN-20位(総合34位)となりました。

 昨年メカニカルトラブルでリタイア、スーパーラリー出走となったCMSC鹿児島の山口修選手(三菱ランサーエボリューションVII)は、序盤PWRC勢に食い入る速さを見せましたが惜しくもトラブルでSS3にてレグリタイア。しかし復活後は速さを取り戻し、グループN-21位(総合35位)でフィニッシュとなりました。

 アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)に出場しているCMSC大阪の山田政樹選手(三菱ランサーエボリューションVI)は、グループN4クラスとしては最後尾のスタート順という路面状況からすると不利なレグ1スタートにも負けずに奮闘。グループN-24位(総合38位)で完走を果たしました。

 米国パイクスピークヒルクライムや全日本ダートトライアル選手権で活躍するCMSC栃木のマサ・アカバ(赤羽政幸)選手/赤羽隆子選手組(三菱ランサーエボリューションIX)は、このラリー夫婦で参加3組のうちの1組。「ラリー・ジャパン」初参戦でも息の合ったコンビで堅実に走行。レグ1リタイアもレグ2からスーパーラリーで復帰し、グループN-33位(総合49位)でフィニッシュとなりました。

 女性クルーで臨んだCMSC群馬の大井こずゑ選手(三菱ランサーエボリューションVIII)は、今回4回の走行があったリクベツのSSでは負けず劣らずの速さで好タイム。レグ2でレグリタイアとなりましたがスーパーラリーで復活。グループN-35位(総合51位)でフィニッシュとなりました。

 様々な困難にぶつかりながらも最後まで夢の舞台「ラリージャパン」で奮闘を見せたCMSC選手達。そしてサポートしたチームメンバー。「また来年会いましょう」を合い言葉にお互いに来年の健闘を称え合う姿が印象的でした。

■55名のCMSC会員が「ラリー・ジャパン」に”参加”
 CMSC24支部中16支部、9台、55名の会員が「ラリー・ジャパン2005」の選手(ドライバー、コ・ドライ バー)、チーム(サービス)、オフィシャル、観戦、その他に参加しました。日本のラリーを盛り上げようという意気込みで集結。成功裏に終わった今年の「ラリー・ジャパン2005」の盛り上げに大いに貢献しました。詳しい参加者は、こちら>>

   荒井信介選手(群馬)/内田昭佳選手(群馬) N4クラス
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             グループN 20位(総合34位)

   山口修選手(鹿児島) N4クラス
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             グループN 21位(総合35位)

   山田 政樹選手(大阪) N4クラス
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             グループN 24位(総合38位)

   マサ・アカバ選手(栃木)/赤羽隆子選手(栃木)  N4クラス
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             グループN 33位(総合49位)

   大井 こずゑ選手(群馬) N4クラス
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             グループN 35位(総合51位)


福永修選手(大阪) N4クラス
丹羽浩道選手(千葉)/安江照明選手(千葉)N4クラス
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TC12にてリタイア(Mechanical)

TC8にてリタイア(Mechanical)

坂上哲司選手(道北) N4クラス
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SS3にてリタイア(Mechanical)




■大会での1コマ

ラリー前9月28日に三菱車参加チームの決起大会「三菱自動車/ラリーアート・エントラントミーティング」が開かれ、
選手・地元関係者・プレスを含め合計450名が集まり「ラリー・ジャパン2005」での健闘を誓いました。

この10月をもって「チーム三菱自動車モータースポーツ」エクゼクティブアドバイザーを勇退するアンドリュー・コーワン氏。長い間、三菱自動車のワークスモータースポーツ活動を支えてきた。その貢献は計り知れない。左はエントラントミーティングで記念品を贈呈する三菱自動車の相川哲郎常務。

CMSC群馬・内田昭佳選手(荒井信介選手コ・ドラ)もエントラントミーティングでロバンペラからシャツにサインをもらってごきげん。
CMSC福島・東海林哲郎さん(右端)は元三菱チーム監督のアンドリュー・コーワンとの公式行事最後の会話。左にラリーアート田口雅生社長、中左がカメラマン山口貴利さん、中右がCMSC本部所属で福岡市在住の柴尾和広さんはCMSC取材のお手伝い。

左から2人目、CMSC帯広の於本洋行さん(帯広三菱社員)は、三菱自動車ワークスチームのウェザークルーに参加。左からMMSP鳥居勲代表、1人おいて山崎毅さん、桑原友子さん、松井仁志さん、マルコ・パストリーノ チームマネージャー、三菱自動車モータースポーツチームの森大人さん。

セレモニアルスタート前、三菱自動車ワークスチームのドライバー、コ・ドライバーが揃ってファンへのサイン大会。

セレモニアルスタートに全日本ジムカーナの高橋利武さん(赤3人の右端)も応援に来てました。

CMSC埼玉・佐藤一彦会長は2年連続オフィシャル参加。昨年ヘッドクォーターで内勤だったので今年はSSコースクロージャーに。左は山口県からオフィシャル参加の井上満晶さん。 右から2人目CMSC広島・夏明成己さん(96年全日本ダートラAIIチャンピオン)は、CMSC栃木マサ・アカバ選手のサービス参加。左から小林茂雄さん(APRCラリー北海道では彼がドライバーでマサ・アカバ選手がサービスでした)。堀部英男さんは東京三菱のサービスマン。宮本幸司さん(中)と杉村幸司さん(右端)はマサ・アカバ選手の奥様の友人で奈良から駆けつけました。

全日本ラリー選手権Bクラスで活躍するCMSC札幌・田中伸幸さんが00カーのドライバーを務めました。

CMSC香川・六車哲郎さん(中)も2年連続オフィシャル参加(チーフ・スペクテイター・マーシャル)。左はCMSC香川・田中昭男さん、右は森田晋司さんは2年連続観戦に。(レグ1陸別SSにて)

「チーム群馬三菱」の応援団
目立つのぼり旗でした。ラリーパーク陸別にて。

ラリーパーク陸別の三菱自動車/ラリーアートのPR・販売ブースにて応援メッセージを広げて。

CMSC鹿児島・安波広通さんはレグ1夕刻にようやく北愛国のサービスパークに到着。山口修選手はSS3で早くもレグリタイアで、急遽食事係に。左は同CMSC鹿児島の原久美子さん。

CMSC群馬・大井義浩さんも奥様こずゑ選手のサービス隊に。左はCMSC帯広・横山喜恵美さん、右はサービス応援の森田真未さん。北愛国サービスパークにて。

CMSC道北・坂上哲司選手(中)はSS3でフロントデフが破損。修復不能でリタイアを決意。左は鎌田豊親分、右はコ・ドラの原信義選手。

CMSC長野会長の上野陽志夫さん(中)はAPRCラリー北海道と同様に大庭誠介選手(左)のメカニックで参加。

CMSC浜松事務局長・荒津啓司さんは、CMSC浜松会長・山内伸弥選手のメカニックで参加。

CMSC青森とCMSC香川の観戦応援ジョイント
後列左からCMSC青森会長・鶴ヶ谷慶市さん、CMSC青森・横関隆史さん、CMSC青森・難波貞文さん、香川在住の森田晋司さん、札幌在住の渡辺泰志さん、CMSC香川・田中昭男さん、札幌在住の黒河清人さん、前列左から奥谷裕一さん、宮澤昌基さん、CMSC青森・鈴木昭男さん。北愛国サービスパーク、三菱自動車/ラリーアートのPR・販売ブースにて、ランサーWRC04とともに。

CMSC札幌・林宏明さん(左端)は馬場宏治選手(後列右端:札幌の歯医者さんです)、女屋光弘選手(後列中)のサービス応援。林さんの右隣は女屋夫人の栄子さん。前列右端は馬場夫人の香穂子さん。手前左は女屋選手ご子息の涼青君、手前右は馬場選手ご子息の陽久君。一家で応援にやってきました。

FIV2(レスキュー)を担当した左からCMSC青森・椛澤宏之さん、伊藤賀一さん(民間消防士)、CMSC青森・工藤克憲さん、CMSC青森・福原英治さん、右端はFIVアンビュランス(救急車)のドクターを務めたCMSC青森・伊藤則彦さん(北海道在住)

CMSC福島・東海林哲郎さん(左)は、ドスコイ水野選手(右)のサービス

CMSC群馬・荒井信介選手/内田昭佳選手の「チーム群馬三菱」は4人のCMSC群馬メカニックの手でいつも手際良くサービスが繰り広げられました。手前に立って指揮しているのはCMSC群馬・林恵一監督。

シトロエン(写真)とプジョーのワークスチームのレッキ車はランサーエボリューションでした。

CMSC道北・秋葉貴之さん(右から3人目:坂上車サービス)、CMSC道北・渡辺孝次さん(右2人目)、CMSC道北・樽山哲弘さん(右端)はレグ2で転倒した鎌田卓麻選手の代替ボンネットのカッティングシート貼りの手際よさに目を丸くしていました。

三菱自動車/ラリーアートPRブースで配っていたタトゥシールは人気でした。

レグ3・SS24札内のスーパーSS、2台同時スタート。まずはパニッツィとシュワルツ(シュコダ)から始まりました。



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          〜ドライバーは荒井信介選手(CMSC群馬)、車は三菱ランサーエボリューションVIII グループN〜





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