■CMSC選手が３クラス（N3、SA2、D）を制覇！
　当日の天候は爽やかな秋晴れ。コースは砂利が掃け硬質路面が顔を出すドライコンディションで、タカタらしいダイナミックでハイスピードな設定となりました。

　激戦区Ｎ３クラスに３０台エントリーのうちＣＭＳＣから１４台が参加。前戦で自身初のシリーズチャンピオンを決定しているCMSC大阪・吉村修選手は１本目でフロントショックのセットが合わずに３番手タイム。最終戦を有終の美で飾りたい２本目ではセッティング変更が功を奏し、チャンピオンの貫禄を見せる今季３勝目となる優勝を飾りました。またCMSC千葉・山野光司選手が今季３度目となる２位を獲得し、CMSC選手が１−２フィニッシュ。シリーズ３位につけるCMSC福島・谷津良嗣選手が５位となりました。

　Ｎ１クラスに１８台エントリーのうち、コルト ラリーアートVersion-Rで今季孤軍奮闘をしているCMSC長野の平田朋也選手が参加。トップに約０.７秒差と迫る健闘の５位を獲得しました。

　新たな激戦区となったＳＡ２クラスに２２台エントリーのうちＣＭＳＣから１０台が参加。前戦で３年連続となるシリーズチャンピオン（'05、'06年はN3チャンプ）を獲得したCMSC群馬・荒井信介選手は１本目で勢い余ってコースオフを喫し８番手タイムと出遅れましたが、気合いを入れ直したという２本目は２位に１秒以上差をつける貫禄の走りで、今季終盤破竹の４連勝となる５勝目を飾りました。２位には今季前半戦３連勝ながらも惜しくもシリーズ２位となったCMSC千葉・北島広実選手、３位にはシリーズ３位のベテランCMSC岐阜・櫛田正文選手となり、CMSC選手が１〜３位を独占する活躍を見せました。

　Ｄクラスに１７台エントリーのうちＣＭＳＣから４台が参加。前戦で今季３勝を挙げシリーズ争いに踏みとどまったCMSC長野・宮入友秀選手が１本目トップタイム。優勝が自力でのチャンピオン獲得の条件となるプレッシャーにも負けずに２本目でベストタイムを更新。見事に今季４勝目を挙げ、全日本参戦５年目で初のシリーズチャンピオンを獲得しました。昨季チャンプのCMSC広島・河内渉選手は三つ巴のシリーズチャンピオン争いの一角を担うも今回惜しくも２位獲得となりました。ＤクラスでもCMSC選手が１−２フィニッシュの活躍で、４位にCMSC岐阜・山田ひとみ選手となる健闘を見せました。

　CMSC選手が３クラスでシリーズチャンピオンを獲得する快挙を見せた'07全日本ダートトライアル選手権。１１月１１日（日）にはシーズンを締めくくるJAFカップダートトライアルが京都府京都市右京区のコスモスパークで開催されます。そして来年、'08年全日本ダートトライアル選手権は全８戦が予定され、開幕戦は３月２３日（日）栃木県・丸和オートランド那須にて開催。来季もシリーズ上位を狙うCMSC選手に熱い声援を送りましょう!!