CMSC ROGO

2007年11月15日

'07全日本ラリー選手権第10戦(最終戦)

CMSC勢4台が無念のリタイア
CMSC札幌・田中伸幸選手はシリーズ5位に


 今季最終戦となる'07全日本ラリー選手権第10戦「新城ラリー2007」が、11月9日(金)〜11日(日)に愛知県新城市「新城文化会館」を基点にターマックラリーとして開催され、CMSCから4台が参加。JN2クラスで今季2勝を挙げているCMSC札幌・田中伸幸選手(三菱ミラージュ)のシリーズチャンピオン争いに期待がかかりましたがSS4で惜しくもリタイア。今季全日本初参戦のCMSC浜松・菅野正之選手(三菱ミラージュ)も同じくSS4でリタイアを喫する結果となりました。また、オープン2クラスに参加した2台も含め、CMSC勢4台が無念のリタイアとなる残念な結果となりました。

■最終戦はウェットとなるターマックラリー
 今季最終戦は全日本タイトル戦に昇格した「新城ラリー」。コースは6本の林道を使用し、再走を含めSS12本、合計71.91kmという設定。ターマックラリーとはいえ、降雨のため滑りやすいウェット路面に。スタート前に雨は上がったものの難しいコンディションでの戦いとなりました。

 JN2クラスに14台の参加のうち、CMSCから2台が参加。今季2勝を挙げてシリーズ2位のCMSC札幌・田中伸幸選手は、シリーズトップを9点差で追いチャンピオン奪取に期待ががかかった最終戦。出だし今一歩ペースが上がらない展開に気負いすぎたかSS4で痛恨のコースオフ・リタイア。シリーズランキング5位にとどまる結果となりました。今季全日本初参戦のCMSC浜松・菅野正之選手も同じく鬼門となったSS4でコースオフ・リタイア、その後2日目はスーパーラリーで出走となりました。

 また、選手権対象外のオープン2クラスに参加したCMSC浜松の福島徳也選手/門井賢吾選手組(三菱ミラージュ)は1日目鬼門のSS4でコースオフ・リタイア、2日目はスーパーラリーで出走。同じくCMSC浜松の内藤徳之選手/森田秀之選手組(三菱ミラージュ)は完走目前の最終SS12でコースオフ・リタイアと残念な結果となりました。

 来季'08年全日本ラリー選手権は全10戦が予定され、開幕戦は4月11日(金)〜13日(日)九州は佐賀県唐津市を舞台に開催されます。来年もシリーズ上位を狙い活躍するCMSC選手に熱い声援を送りましょう!!


田中伸幸選手(札幌) JN2クラス
菅野正之選手(浜松) JN2クラス
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第1戦 3位<20位>、第3戦 7位<26位>、第4戦 R、
第5戦 優勝<12位>、第6戦 R、第7戦 優勝<13位>、
第9戦 2位<8位>、
第10戦 R(写真)
シリーズランキング5位<28位>

第10戦 R(写真)

福島徳也選手(浜松)/門井賢吾選手(浜松) オープン2クラス
内藤徳之選手(浜松)/森田秀之選手(浜松) オープン2クラス
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第10戦 R(写真)
右上:福島徳也選手、右下:門井賢吾選手

第10戦 R(写真)
右上:内藤徳之選手、右下:森田秀之選手

※順位< >内は総合順位


■大会での1コマ

新城駅は愛知県豊橋駅から飯田線で約40分。どこの地方の駅にもあるような、のどかな雰囲気がただよっていました。愛知県岡崎市に三菱自動車工場があり、ここ新城市も三菱車がやたらと目につきました。

新城市が「DOS(Do Outdoor Sports)地域再生プラン」の中核として2004年から地方選手権の「新城ラリー」をバックアップ。功を奏し今年めでたく全日本選手権に昇格。9日(金)夜の開会式に穂積亮次市長が大会会長として挨拶しました。

開会式後のトークショー。左から竹平素信さん(新城市出身のモータージャーナリスト、現役ラリー/ダートラドライバー)、篠塚建次郎さん(元三菱自動車の社員ドライバー、現在パリダカドライバー)、新井敏弘さん('05年PWRCチャンピオン。今年もポイントリーダー)、大井こずゑさん(現役女性ラリードライバー。毎年WRCラリージャパンに出場。ラリージャパンの車で今年の新城ラリー「0カー」を務めました)。篠塚さんのコメントの「モータースポーツは20代の人でも50代の人でも一緒になって楽しめるスポーツ」は同感!

同じく開会式後のデジッコのミニコンサート。その20分間は歌に踊りに華やかでした。

セレモニアルスタートの司会役はCMSC埼玉・田口幸宏さん。WRCラリージャパンで車を壊し今回は資金難も手伝い、主催者のお手伝い。終了後の記念撮影は両手に花でごきげんでした。

次はデジッコと一緒に記念撮影。デジッコってダンロップタイヤのキャンペーンガールなんだけどいいのかな〜。(田口幸宏さんは横浜ゴムのサポート選手です)

セレモニアルスタートで、CMSC浜松・西川美佳さんが「0カー」大井こずゑ選手車のコドラ席に。(顔がチラッとしか写っていなくてごめんなさい)

CMSC浜松は3台のミラージュでエントリー。JN2に菅野正之選手(左3人目)、OP2に福島徳也選手(右端)/門井賢吾選手、同じく内藤徳之選手(左2人目)/森田秀之選手(左端)。3台ともスリッピーなウェット路面に足元をすくわれコースオフ、あえなくリタイア。今回メカニックを務めた事務局長・荒津啓司さん(右3人目)と牧野磯さん(右2人目)。

CMSC浜松・杉村哲郎さん(左)は今回はオフィシャルとしてスイーパーで登場。早速SS1第2コーナーでミッショントラブルでリタイアした石田正史選手車(#2)の引き上げの段取り。WRCラリージャパンの大会組織委員長だった田畑邦博さん(右)も一緒でした。

CMSC浜松・藤岡哲也さんは「近い」ので応援と観戦にやってきました(サービスパークにて)。右はCRO(Competitor Relation Officer)の丸山尚人さん。全日本ラリー第4戦MSCC東京ラリーでは大会事務局長を務めました。

サインも写真撮影も時間が許す限りファンサービスと心得ている奴田原文雄選手。
第1レグスタート前(左)、終了後(右)のサービスパークにて。これがファンを増やす原動力です。



●'07全日本ラリー選手権
 
最終戦までのシリーズポイント(第8戦中止により全9戦中7戦有効)
 
*正式な選手権の順位認定は11月30日(金)のJAFモータースポーツ表彰式によって行われます。
<総合:ドライバー>
順位  NAME Point
1  勝田 範彦 131
2  北村 和浩 82
3  石田 正史 78
4  奴田原 文雄 65.6
5  大庭 誠介 49.4
6  炭山 裕矢 45.4
15  福永 修(CMSC大阪) 10
16  田口 幸宏(CMSC埼玉) 10
21  杉村 哲郎(CMSC浜松) 6.6
23  松井 孝夫(CMSC浜松) 6
27  鎌田 恭輔(CMSC道北) 3.6
28  星野 博(CMSC群馬) 3
28  田中 伸幸(CMSC札幌) 3
32  川上 弘三(CMSC浜松) 2

<総合:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  北田 稔 131
2  宮城 孝仁 78
3  小田切 順之 65.6
4  高橋 巧 47.4
5  松井 博和 45.4
6  山口 顕子 42
11  佐藤 忠宜(CMSC福島) 16
35  藤岡 哲也(CMSC浜松) 2

<JN4クラス:ドライバー>
順位  NAME Point
1  勝田 範彦 131
2  北村 和浩 82
3  石田 正史 78
4  奴田原 文雄 65.6
5  大庭 誠介 50.4
6  炭山 裕矢 45.4
14  田口 幸宏(CMSC埼玉) 12
15  杉村 哲郎(CMSC浜松) 11.4
16  福永 修(CMSC大阪) 10
21  松井 孝夫(CMSC浜松) 6
26  鎌田 恭輔(CMSC道北) 3.6
27  星野 博(CMSC群馬) 3
28  川上 弘三(CMSC浜松) 3

<JN4クラス:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  北田 稔 131
2  宮城 孝仁 78
3  小田切 順之 65.6
4  高橋 巧 48.4
5  松井 博和 45.4
6  山口 顕子 42
10  佐藤 忠宜(CMSC福島) 18
32  藤岡 哲也(CMSC浜松) 3

<JN2クラス:ドライバー>
順位  NAME Point
1  高橋 悟志 80
2  平塚 忠博 78
3  村瀬 太 72.6
4  小野寺 清之 67.4
5  田中 伸幸(CMSC札幌) 67
6  山口 清司 61.2
<JN2クラス:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  宮部 弘陽 72.6
2  船木 一祥 68.2
3  鈴木 裕 56
4  遠山 裕美子 51
5  及川 陽也 43.4
6  嶋田 創 35
16  永山 聡一郎(CMSC鹿児島) 14
*ポイント基準は以下の表の通り。(出走台数5台以上で成立)
*SS合計距離50km未満は0.8、50km以上150km未満は1.0、150km以上は1.2の係数を上記ポイントに乗じる。
*第7戦はSS4で中断、成立により規定ポイントに0.8を乗じたポイントに。

■得点基準(クラス毎)
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
20
15
12
10
8
6
4
3
2
1





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