CMSC ROGO

2008年11月6日

'08FIA世界ラリー選手権第14戦「ラリージャパン」

難コンディションとなった新生ラリージャパン
CMSC勢最高位はCMSC道北・鎌田恭輔選手のグループN13位
CMSCから11台14名が参加、9台が完走

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No.71 鎌田恭輔選手(道北)
グループN4 13位(総合22位)
右写真、左:鎌田恭輔選手

 '08FIA世界ラリー選手権(WRC)第14戦(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第7戦併催)「ラリージャパン」(正式名称:パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン)は、第5回目開催となる今回、札幌に舞台を移しての初開催となり、10月30日(木)セレモニアルスタート、31日(金)〜11月2日(日)3日間の競技を北海道・札幌市の札幌ドームを拠点に、CMSCからは11台14名がエントリー。今季このラリージャパンに集中して臨んだ地元CMSC道北・鎌田恭輔選手(三菱ランサーエボリューション)が、今季WRCで希に見る難コンディションとなった3日間を見事に走破。CMSC選手の最上位となるグループN-13位(総合22位)となりました。

■奮闘みせたCMSC勢、超難関コンディションで9台が完走
 5回目の開催となるWRC「ラリージャパン」は、札幌ドームでのスタジアム内スーパーSSの5本を含むSS合計29本でSSトータル距離343.69kmという設定。30日(木)札幌ドームでの華やかなラリーショーとセレモニアルスタート、隣接のサービスパークの3箇所合計で6万5,000名もの大観衆が訪れ、翌31日(金)から本格的な競技が始まりました。天候は、晴れ間もありましたが期間中断続的に雨が降り、また大会前の降雪のため林道SSが2本キャンセルされるなど寒く、難しく滑りやすいコンディションに終始翻弄される、クルマにもドライバーにも疲労が蓄積される難関ラリーとなりました。

 国内ラリー参加数を減らし、地元北海道開催される国際ラリーのAPRC「ラリー北海道」と、この「ラリージャパン」に集中して臨んだCMSC道北・鎌田恭輔選手。2年振りのラリージャパンでDAY1は慎重に走ってグループN-34位。しかし、悪コンディションで厳しいラリーとなったDAY2では、ベテランといっても過言ではない落ち着いて安定した走りで一気にグループN-13位にジャンプアップ。続くDAY3でも荒れた路面など今季WRCの中でも屈指の超難関ラリーで、堅実に走行。CMSC勢として最高位となるグループN-13位(総合22位)でのフィニッシュとなりました。また、全日本選手権で活躍するCMSC浜松・杉村哲郎選手/同・松井和子選手組も、厳しいラリーで紆余曲折の末、見事に走りきりグループN-14位(総合23位)となりました。

 札幌に舞台を移しての初開催。天候不順にまれに見る悪コンディションで、コース上に留まるのも滑りやすく難しい難関ラリーとなり、またCMSC選手に幾多のトラブルが降りかかりましたが、クルーとサービス隊が懸命に最後まで夢の舞台「ラリージャパン」で奮闘しました。参加するまでの道のりも険しく大変で、厳しく長丁場のラリー本番は、自分自身と天候、路面状況など自然との戦い。人間的にも成長を遂げる力のあるラリーというモータースポーツで、CMSC勢にとっては強く生きるという大きな力がついたラリーとなりました。例年通り、またラリージャパンでお会いしましょうと誓って第5回目の「ラリージャパン」閉幕となりました。


■CMSC出場選手
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No.91 杉村哲郎選手(浜松)/松井和子選手(浜松)
グループN4 14位(総合23位)
右写真、左:杉村哲郎選手、右:松井和子選手

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No.64 渡辺孝次選手(道北) − 増村淳選手のコ・ドラで出場
グループN4 17位(総合26位)
右写真、右:渡辺孝次選手

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No.75 馬場宏治選手(札幌)/女屋光弘選手(札幌)
グループN4 26位(総合37位)
右写真、左:馬場宏治選手、右:女屋光弘選手

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No.66 福永修選手(大阪)
グループN4 33位(総合46位)

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No.86 安江照明選手(千葉) − 福本正道選手のコ・ドラで出場
グループN4 35位(総合49位)
右写真、右:安江照明選手

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No.68 星野博選手(群馬)
グループN4 36位(総合50位)
右写真、左:星野博選手

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No.90 草間一朝選手(群馬)
グループN4 37位(総合51位)
右写真、左:草間一朝選手

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No.118 福沢曜子選手(千葉)/田中隆之選手(帯広)
グループN4 38位(総合52位)
右写真、左:福沢曜子選手、右:田中隆之選手

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No.81 小林茂雄選手(栃木)
グループN4 リタイア

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No.88 佐藤忠宜選手(福島) − 石黒雄士選手のコ・ドラで出場
グループN4 リタイア
右写真、右:佐藤忠宜選手



■大会での1コマ

いよいよラリージャパンが10月31日(金)スタート。前日10月30日(木)のラリーショー後、セレモニアルスタート前にドライバー&コドライバー全員集合の記念撮影でした。

10月30日(木)セレモニアルスタートに先立ち16時からラリーショー。観客も札幌ドームのコース内に立ち入りOK。

「0カー」の三菱ランサーエボリューションX。ニューカラーリングで再登場。札幌ドームセレモニアルスタートにて。

CMSC栃木・小林茂雄選手、ラリーショーにて。SS1でコースオフ、リタイア。ダメージが大きく、スーパーラリーで再出走叶わず。

世界初、屋内での2台走行スーパーSS。右は#88石黒雄士/CMSC福島・佐藤忠宜選手。右は#89山田有一選手。路面はコンクリートなのでラリータイヤがグリップせず良く滑りました。

ウェルカムパーティーで三菱ラリーチーム群馬の群馬自動車大学校の学生5名も加わった6サービスのメンバーとくり出したCMSC群馬・草間一朝選手(Vサイン)。WRCラリージャパン初参加。果たして結果は?

ラリー前夜、ススキノ某所にて。左からCMSC札幌・林宏明さん、同・山田善之会長、CMSC道北・磯弘美さん、同・五十嵐貴右さんがミーティング中でした。

北海道のこの季節、日に日に山頂から白くなっていきます。ラリースタート前日のDAY1 SS2夕張のスキー場。右のリフトの終点の先がラリーコースです。夕張−岩見沢一帯のこの降雪の影響でSS3がラリー前にキャンセルの発表がされました。

ラリーの朝は早いはずなのに今年のラリージャパンはDAY1は8:00、DAY2は7:30と遅めのスタート(1号車)。DAY3でようやく6:00スタート。ちなみに札幌地区の日の出は10月31日(DAY1)は6:08でした。

好天気のDAY1午前中は、たくさんのギャラリーが今回最初のギャラリーステージSS2でラリーカーを待っていました。

今年もオフィシャル参加のCMSC香川の六車哲郎さん(右)。DAY1 SS2夕張のステージスペクテイターコマンダー=観客誘導責任者です。左は観戦応援参加のCMSC香川・田中昭男さん。

DAY1、SS2夕張で元全日本ラリー、ダートトライアルのドライバーの景山陽彦さん(中)も現役復帰目指して、まずはラリー観戦。仕事はワッペン刺繍縫製です。

DAY1 SS2で名古屋からラリー観戦に来たRPMクラブ会員の野田久嗣ご夫妻発見。今年も全国各地のラリー、ダートトライアル会場に出現。この後は全日本ラリー第10戦、地元の新城ラリーに某選手のサービス参加するそうです。
3年連続、東京町田市からお越しの市川直久ファミリーに今年も会えました。
CMSC帯広・於木洋行さん(右2人目)は、#64増村淳/CMSC道北・渡辺孝次選手組の車のサービス参加。本来の仕事は農機具メーカーのサービスマン。

CMSC広島・夏明成己さんは、#81CMSC栃木・小林茂雄車のサービス参加。今、広島国際学院大学自動車短期大学部の講師を務めています。今回その学生1名もサービス参加。課外講座指導を兼ねています。

CMSC道北・鎌田豊さん(左)、石塚慶子さん(右)。今回珍しく、サービス参加ではなく、本当に札幌ドームのスーパーSS観戦&サービスパークにやってきました。

CMSC東京・佐藤知紀さんもラリー観戦に来ていました。札幌ドームのサービスパークにて。

CMSC福島・折野武臣さん(手前)。テンダーチーム#73三谷義和車他のサービス参加。撮影時は忙中閑。日が暮れ、しかも雨で寒く、ストーブは必需品。

CMSC札幌・山田善之会長は、#65岩下英一車のサービス参加。その甲斐あってグループN-8位。その右に岩下車のメンテナンス担当「オクヤマ」の奥山正社長。

CMSC青森・小舘優貴さんも観戦と某車サービスお手伝いに来札。いつかはWRC出場を夢見ています。札幌ドーム、リフューエルTCにて。

SS12の近く苫小牧市内苫小牧文化会館近くに、893円とお値打ちの「イカうに丼」発見!。お店の名前は「三浦や」です。

今年もCMSC福島・東海林哲郎さんは、'08FIAアフリカラリー選手権チャンピオンとなった三好秀昌選手がドライバーを務める「0カー」のサービス参加。

三菱自動車ディーラーチーム(田口勝彦選手(エボリューションX)はグループN-7位(PWRC-7位)でゴール。ディーラーメカ5名も思わずガッツポーズ。


■セレモニアルスタート
No.64 渡辺孝次選手(道北) 
− 増村淳選手のコ・ドラで出場

No.66 福永修選手(大阪)

No.68 星野博選手(群馬)

No.71 鎌田恭輔選手(道北)

No.75 馬場宏治選手(札幌)/女屋光弘選手(札幌)

No.81 小林茂雄選手(栃木)

No.86 安江照明選手(千葉) 
− 福本正道選手のコ・ドラで出場


No.88 佐藤忠宜選手(福島) 
− 石黒雄士選手のコ・ドラで出場

No.90 草間一朝選手(群馬)

No.91 杉村哲郎選手(浜松)/松井和子選手(浜松)

No.118 福沢曜子選手(千葉)/田中隆之選手(帯広)
セレモニアルスタート撮りそこなってごめんなさい。代わりにラリーショーの写真です。








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